2018/07/06 17:55


マラケシュの他にフェズにも立ち寄った。イケメンについてのブログに登場した最高最強なお兄さんがいる街だ。


フェズはマラケシュから電車で8時間。直角に近いシートでの8時間移動はかなり辛かった。

フェズについた頃にはボロボロな私たちだった。

まぁ、以前もお話しした通りイケメンなお兄さんが迎えに来てくれたのでかなりテンションマックス。

が、リヤド到着後周りの環境を見て一気にテンションが下がった。リヤドに入るには 生肉や鶏の締めたやつなどがゴロゴロしてる場所を通らなければならなかった。鼻をつく異臭とハエがすごく 思わず手ぬぐいで口を覆ってしまった。部屋は大丈夫だよね?と入るとあり得ないぐらいの湿気とどんより感がすごく 一瞬で(腹は立つが)ムスタファのリヤドに戻りたいと思った。涙


気分を紛らわす為に リヤドの屋上のテラスに行く事にした。

長い階段を登り テラスから一望したフェズの街。日本のように近代的なもの建物はなく まさにドラクエのような雰囲気がした。気候は暑いが 風通しはよく気持ちよかった。が、突如馬鹿でかい音でコーランが流れビックリした。マラケシュでは 深夜まで続く子供が遊ぶ爆竹&太鼓の音にかなりイライラさせられ、まじで親の顔が見たいわ!と何回思ったかフェズでも 音にだいぶやられてしまった。


フェズと言えばタンネリ。タンネリとはなめし皮を染色する作業場である。染色する前に鳩の糞に浸す為 かなりの異臭がするとのこと気を引き締めつつタンネリを見学させていただくことに。作業場に着くとオッさんにミントの束を渡された。異臭がすごい為、ミントの葉を鼻に押し当てろと。人て人生初の経験する前て すごい壮大なイメージを膨らましてしまう。 

ぁぁ、今日を最後に鼻がもげるかもしれない

作業場がよく見えるという場所に案内されすぐさま鼻にミントを押しつけた。んんん?え、全然臭くないんだけど?ちょっとアンモニア臭がするぐらい。オッさんは どや?臭いやろ?!て感じだったが リヤドの周りの方が100倍やばい。ミントの葉も全く必要ではなく素のまま見学させてもらった。沢山の染色桶に素手で皮をガシガシ染めていく男性達。働く男、圧巻だった。そこはショップが併設されており 沢山のバブーシュがあり、最近は中国産の合皮バブーシュが出回っており 少し独特な匂いがするバブーシュが本物だという事を教えてもらった。


マラケシュ、フェズと回ったが正直な事を言うと多分2度と行かないと思う。ハマる人にはハマると思うが、チェルプ2人にはハマらなかったというだけ。

人に対しておぃぃぃい!怒 は何回もあったし、ごはんも苦手だった。深夜まで鳴り響く太鼓と爆竹の音にもかなりストレスを感じた。

色々、普段の買い付けではない初めての事が本当に多かったモロッコ。

アイスクリームを食べに入ったカフェで そこのオーナーさんらしき方が 屋上から見る眺めは良いからと案内してくれた。屋上から眺めた景色は 今まで見たことない異国の地が広がっていた。埃っぽい街並みと人々が行き交っている。その瞬間自分の目で見て 音で人々の生活を感じた。日本に帰って来てから あれは幻だったかも?と感じた不思議な国。

入り組んだ道の先には きっとステキな偶然が待ってるはず。

それが チェルプが旅したモロッコという国。


余談だが イケメンお兄さんの妄想が膨らみ過ぎて、お兄さんの家族構成、友達、彼女の有無まで2人で話し込んだ。いや、もっと違うことに力を注げよと思われるかもしれないがこれもチェルプのパワーの源。